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F値を大きくすると画質が向上するには7つの理由があった

私はカメラの初心者に毛が生えたくらいの知識しかないから、こういうのは自分で調べて自分で納得してブログに書くことで腑に落ちるタイプです。F値と画質の関係も理解できてきたので記事にしてみたいと思います。

絞りを絞る必要性と大口径レンズの存在意義

まず、写真撮影において、絞りを絞るとはどういうことかというと「レンズのf値を大きく」して撮影することです。絞り優先モードに設定して、f1.4ではなくf4やf5.6のようにf値を大きくして撮影することです。こうすることで画質が向上する原理原則が気になります。

百歩譲って画質が良くなったとしましょう。なら、せっかく明るい大口径レンズを買ったにも関わらず、わざわざf4で撮影するなら買う意味あるか?と疑問が残ります。最初からF4でいいじゃないかと思ってしまいます。画質がよくなる理由と、大口径レンズの意義の2点について考えてみたいと思います。

絞りを絞ると画質が向上する理由

結論から言うと絞りを絞ると確かに画質が向上します。その理由と最後に確認方法についてもお伝えします。

1.ピントの範囲が広がるため画質が向上

絞れば絞るほどピントが合って見える範囲が広がるため画像がシャープに感じるののが1つめの理由です。厳密にはピントがあっている点は1つだけです。だけど、F値を大きくすればするほどピントがあっているようにみえる範囲が広く見えるので、画質が向上したように見えるということです。

2.レンズ中央部だけ使うため画質が向上

レンズの性質上、中央部分が最も性能が高くて周辺にいくにしたがって描写力が落ちます。絞りを開ける(f値を小さく)とレンズ周辺の光を捉えることになり、逆に絞りを絞れば周辺側の光を取り込まなくなります。つまり、絞りを絞ることで性能の良い部分だけ使って撮影できるため画質が向上します。

3.最小絞りが最も画質が優れるとは限らない

絞りを絞れば画質が向上することは間違いありませんが、限度もあります。絞りを極限まで絞った最小絞りを使えば最高の画質が得られるわけではありません。絞りすぎると「回析現象」が生まれてしまいます。回析現象とは絞り羽の裏側に光が回り込んでしまうことによって、画質が低下することです。なのでちょうどいいバランスが必要なのです。

4.どうすればいい写真が撮れるのか?

絞りすぎても開けすぎてもいけないなら、どうすればいいのでしょうか。開放から2段絞った状態が、レンズの性能を一番引き出して撮影できる状態です。レンズの性能を最大限に引き出すなら、常に2段ほど絞って撮影するクセをつけましょう。それが一番画質がいい状態です。

5.画質優先だけが写真じゃない

2段絞れば画質は向上しますし、収差の修正は画像修正ソフトで修正できます。ただボケ味や撮影者の意図はシャッターを押した瞬間以降は誰にも修正できません。つまり、レンズの最高性能を引き出して撮影することと、自分が狙いたい写真を撮影することを天秤にかけた場合、狙いたい写真を撮影することが最優先です。表現優先で撮影することが最も大事なことだと思います。

6.大口径レンズの存在意義は?

お気づきのとおり、画質が向上するのはF4とかF5.6とか絶対値ではありません。絞り開放から2段ほど絞った状態で撮影することがベストなのです。つまり、F1.4から2段絞るのとF4から2段絞るのでは全く違います。大口径レンズは絞っても大口径レンズなのです。高画質と明るさが備わったのが大口径レンズの大きなメリットなのです。

7.画質向上を自分で確認する方法

簡単に画質向上が分かる方法として周辺光量落ちを確認する方法があります。絞り開放で撮影し四隅をみてください、きっと四隅が暗くなっているはずです。そこから絞るにつれて周辺光量が戻って四隅まで明るい写真となります。これが画質が向上するということです。

一番重要なのは、5.で言ったように何より表現優先だと思います。大きなボケが欲しいときに、無理に画質向上のために絞る意味はありません。大口径レンズなら絞り開放で思う存分ボケを堪能したいものです。

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