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ドライバーショットを素手で受け止める事が、ゴルフの活性化につながる

トリックゴルフ

この画像、実際に素手で受け止めているわけじゃない。結論から言うと右側にいる坊主の彼はマジシャンなのでこれはマジックの1つだけど、プロゴルファー相手にあれやこれやとマジックで騙していくという企画の1コマ。ただ、この企画自体がおもしろい。というのも、この動画はプロゴルフのヨーロピアンツアーの宣伝CMだから。

There are hundreds of magicians on the European Tour

ヨーロピアンツアーには何百人ものマジシャンがいるというのが、このCMのコンセプトで、日本のプロゴルフツアーの宣伝や企画力とは次元が違う。日本にあるのは、試合前後のインタビューやアマチュアの悩みを解決してくれるプロゴルファーのレッスン動画ばかり。口下手なプロゴルファーのインタビュー動画などどうでもいいから、このようなエンターテイメント性の高いCMをもっと企画できたら、ゴルフへの見方は変わってくると思う。

このヨーロピアンツアーの動画の何がおもしろいかというと、プロゴルファーをマジシャンに見立てて、さらにそれを驚かす本物のマジシャンをゴルフの中に溶け込ませているこの二重螺旋構造的な企画動画はおもしろい。ゴルフがスポーツの1つであるとともに、エンターテイメントの1つであることがひしひしと感じる。こんなツアーなら、きっとギャラリーもさぞかし楽しいのだろうとひしひしと感じる。

ヨーロピアンツアーの1流のプロゴルファーたちが、積極的にツアーの振興に一役買っていることは一目瞭然だし、そもそもアマチュアゴルファーだけではなくゴルフを趣味としない一般人にも興味をそそらせようとする姿は日本も見習ったほうがいいだろう。試合でよいプレーをすることだけがツアーの振興だと考えているプロゴルファーは多い。しかし、そもそもゴルファーの裾野を広げるにはエンターテイメントとしてのゴルフの姿も魅せていくべきだろう。

ゴルフ業界全体を考えてみても、世界的にも活況とは言い切れない。2011年あたりからヨーロッパでもゴルフ人口は減少しており、1980年から続いていたゴルフ人口やゴルフ場数の拡大は影を潜めた。アメリカでも日本でもそれは同じで、インドや中国だけが右肩上がりで拡大している。2016年のオリンピックからゴルフが正式競技となるわけだから、もう人盛り上がりしてもらいたいところだ。

比較的年齢層の高いスポーツだから、このようなCM動画やインターネットを利用した業界活性化への投資が乏しいと言われていた。ここへきて、ヨーロピアンツアーはフェイスブックやツイッターを含めた若年層へのアプローチは積極的になってきている。日本ツアーも同じく、脱高齢者スポーツを目指して、もっとエンターテイメント性を高めたマーケティング活動を期待したい。

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