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カールツァイスレンズの代名詞 単焦点50mmレンズ Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

空気まで写すレンズ それがカールツァイスブランドの代名詞
Zeiss-Planar

私のレンズラインナップの中で唯一の50mm単焦点レンズであり、唯一のマニュアルフォーカスレンズである本レンズ。

Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2のGoodポイント

  • 標準レンズの頂点に立つと言っても過言ではないマスターピース
  • やみつきになる独特のボケ味
  • 開放絞り付近ではとろけるようなボケ味、F4からはシャープな写りへと変貌し1本のレンズで表現できる幅が広い
  • カール・ツァイスレンズの中では求めやすい価格設定
  • 手にしたときの冷やっとする金属の手触り感
  • 適度なピントリングの重み
  • 同梱される手書きの品質証明証は感動的

Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2のBadポイント

  • マニュアルフォーカスはピント合わせは手動で行うため、オートフォーカスに慣れている人は手間どうかも
  • 価格comの住人さん達は純正レンズ推しが多いのでカールツァイスやシグマといったレンズクチコミが少ないのが寂しい

Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2のオススメ対象者

焦点距離50mmをズームレンズで済ませているならば、まずは手に入れたほうがいい。適度な重さのある金属製ピントリングを一度でも回したらツァイス教に入信すること間違いなし。効率化の時代にこそ、趣味の世界ではこんなマニュアルレンズで遊んでみるのがいいと思う。

このレンズの価格

メーカー希望小売価格:¥67,000

実売価格:約56,000円

ツァイスレンズは、発売日から数年たっても値段が変わらないのが特徴だ。さらに、中古市場も玉数が豊富とは言えずしかも対して値段が下がらない。逆に言うと、レンズ選びに悩む必要がなく欲しい時に新品で買えばいい。悩みが少ないのは嬉しいことだ。

このレンズの発売日

2010年1月

 PLANAR(プラナー)レンズの名前の由来

ドイツの天才物理学者でありレンズ設計師であったパウル・ルドルフが考案したレンズ構成型の1つである。このプラナーが考案されたのが1897年であるから、100年以上前に考案された原型が脈々と受け継がれているレンズである。PLANというのはドイツ語で平坦を意味し、撮影される像が平坦であることからこの名がついたと言われる。

ここで言う平坦という意味は決してのっぺりしたつまらない写真という意味ではなく、画面中央から画像周辺まで均一な性能で写すという意味である。通常レンズというものは画面中央が解像度が高く、画面周辺に従って解像度が低下するのが一般であるが、プラナータイプのレンズにいたっては、画面周辺まで解像度が低下することなく均一に写しだすのが特徴である。

PLANAR(プラナー)レンズの特徴

カールツァイスの写真レンズでは、Planar(プラナー)、Distagon(ディスタゴン)、Sonnar(ゾナー)といった珍しいネーミングが採用されている。これは通称ではなく正式名称であり特定のレンズの名前でもない。特定のレンズ設計者が発明したレンズの構成型を指す。

レンズ構成型がレンズ名称に採用されているケースは国産メーカーにあるだろうか。少なくとも現行品においては皆無であろう。これは150年以上も前に創業した世界最古の光学メーカーとしての自負と発明家へのリスペクトではないだろうか。当時は、会議室で喧々諤々する時代ではなく1人の発明家が世界を切り開く時代である。

カールツァイスはいまこのレンズに、100年以上前に発明されたレンズ構成型を付して生産し続けてるのである。ちなみにレンズ構成型とは使われているレンズの枚数とその組み合わせを指す。1枚のレンズは凹レンズや凸レンズであり、組み合わせ方は凹凸凸や凹凸凹凸のように数多く存在し、その中でも特定の組み合わせ方は今なお現行レンズとして採用されている。

その1つが本レンズのPLANARなのである。PLANARレンズは国産メーカーから発売されているレンズでいうところのダブルガウスタイプのレンズに属する。このダブルガウスタイプのレンズは、その名の通り望遠鏡用として発明されたガウスタイプレンズを左右対称にダブルで配置したことで写真撮影にも採用されることとなった。

ガウスタイプのガウスとは「言葉を覚えるより計算をはじめた」と言われる大数学者のガウスに由来している。

 

基本仕様
対応マウント ニコンFマウント系 レンズタイプ 単焦点
フォーカス MF レンズ構成 6群7枚
絞り羽根枚数 9 枚 焦点距離 50 mm
最短撮影距離 0.45 m 最大撮影倍率
開放F値 F1.4 画角(35mm換算) 46~39 度
フルサイズ対応 最大径×長さ 66×45 mm
フィルター 58 mm
サイズ・重量
重量 330g

私のレンズ購買経緯

京都へ旅行中に、ズームレンズの50mm域で撮影していたものの、単焦点レンズが無性に欲しくなりJR京都駅のヨドバシカメラへ駆け込み即購入。たまたまヨドバシカメラでカールツァイス特集をしており、価格comの最安値と同じ価格で販売されていた事も購入への後押しになった(なってしまった)。その当時はD800に付けっぱなしであったが現在はF3の常用レンズとなっている。

空気まで写すカールツァイスのレンズと呼ばれる所以

冒頭にあるとおり、カールツァイスのレンズは空気まで写すと言われている。中国ではスナップ写真ですら白い霧のようにPM2.5が写っているわけだから確かに空気まで写している。しかしここでいう空気まで写すカールツァイスは、決してPM2.5が写りますという事ではないはずである。

立体感や雰囲気、湿気感など何とも言葉では表現できないような感覚的なものまでも写し取るのがカールツァイスなのであろう。果たして空気感はレンズだけに依存するのか、カールツァイスレンズにしか出来ないことなのか疑問は生じる。ただ言えることは、Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2でこの場の雰囲気を写し取りたいと思えるのが本レンズの一番の特徴ではないだろうか。

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Review Overview

操作性
表現力
携帯性
コスパ

MFならコレだ!

ツァイス教とはよく言ったもので、この1本からさらなるツァイスレンズを欲してしまう。今のオートフォーカスと手ぶれ補正全盛期にマニュアルフォーカスで撮影する事によって、撮影者としてのあるべき姿を考えさせられるレンズ。

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