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アルカスイス互換三脚雲台プレートを比較:ニコンD5/D4s/D4用クイックリリースL型ブラケット3種類

アルカスイス互換とはアルカスイス規格に沿った雲台・プレートの総称

アルカスイス互換の雲台やプレートとは、アルカスイス社(Arca Swiss)規格のクイックリリース機構を採用した雲台やプレートのことです。ただし、アルカスイス社規格とはいえ、溝の深さや広さの大きさを厳密にミリ単位で開示して、各メーカーがそれに合わせて作っているわけではなさそうです。

極端に言えば、アルカスイス社から発売されている雲台のように「ハの字型」で三脚側とカメラ側がドッキングされるものがアルカスイス互換と言われています。各メーカーから「アルカスイス互換」「アルカスイスタイプ」「アルカスイス規格」として販売されているものは、一応は互換性があります。

溝の深さやハの字部分の確度がメーカーによってばらつきがあるので、プレート側(カメラ側)とクランプ側(雲台側)を別メーカーにすると場合によっては接着する面積が少なくて不安定になる場合がありますので、注意が必要です。

NikonD5/D4s/D4に使えるL型プレートを比較

私は普段ニコンD4sを使っており、たまたま中国と日本で3つのL型プレートを手に入れることができたので、レビューしてみたいと思います。左からKIRK Enterprise Solutions(KES)社のL型ブラケット「BL-D4」、RRS社のL型プレート「BD4-L」、SUNWAYFOTO社のL型プレート「PNL-D4」です。

L型プレート・ブラケットであることのメリット

三脚を使って撮影しているときに、「縦構図で撮りたい」と思ったときありませんか。横構図から縦構図に切替えるにはカメラを90度回転させて、水平を取り直す必要があるため面倒です。そんなときに便利なのが、このL型ブラケットやL型プレートと呼ばれるL字形のクイックシュー用プレートです。L型プレート

縦構図でも横構図でもどちらでも、クイックシューに接着できる仕様となっているため雲台を動かさずにプレート部分だけ着脱すれば縦横構図が自由自在というわけです。そして、もう1つのメリットは縦位置撮影時に三脚の左右の重心が中央に来るので、安定して撮影できます。

L型プレート
KIRK(左) RRS(中央) SUNWAYFOTO(右)

 

KIRKのL型ブランケット

  • 重さ:140g
  • 型番:BL-D4
  • 素材:6061-T6アルミ合金
  • オフィシャル製品紹介:http://www.kirkphoto.com/L-bracket_for_Nikon_D4S.html
  • 日本代理店:http://atelierjin.com/shop/products/detail.php?product_id=152

※日本代理店とオフィシャルサイト記載されておりますが、NikonD5のプレートはこのBL-D4のようです。

3つのうちでもっとも傷がつきにくいと感じました。第一印象として全体的な面取りがしっかりしているため、丸みがかった印象です。そのおかげで、何度着脱していても傷や擦れがつかないです。

また、KIRKが他の2つより優れているのはボディとの密着度です。SUNWAYFOTOはカメラストラップ装着口の金属部分にほんのすこし触れてる(ように見える)ので、荷重がかかったときにボディにも傷がつきそうで、何となく心配になります。その点、KIRKはどこにも触れずにぴったりです。

RRSのL型プレート

  • 重さ:153g
  • 型番:BD4-L
  • 素材:6061-T6アルミ合金
  • オフィシャル製品紹介:http://www.reallyrightstuff.com/BD4-L-L-Plate-for-D4-D4s

素材はKIRKと同じですが、個人的には質感が最も良いのがRRS社のものです。つや消しのKIRK/SUWAYFOTOに比べて、つやがあります。値段も高いせいか、何となく堅牢に見えてきてしまいます。ただ、SUNWAYFOTOと同じでボディとの密着度はKIRKのほうが優れています。そもそも密着させないのかもしれませんが。

バッテリーの抜き差しは、RRSにかぎらず全く問題ありません。HDMIなどのサイドパネルの開閉については、どれもネジを緩めてスライドさせてから開封したほうがいいです。爪の長い女性などはアクセスできるかもしれませんが、男性の指ではアクセスしづらいです。(これは3ブランド共通)

RRSのL型プレート

  • 重さ:133g
  • 型番:PNL-D4
  • 素材:中国のオフィシャルサイトでは航空機にも採用されるアルミニウム合金とのこと
  • オフィシャル製品紹介:日本からのアクセスが重すぎて割愛します

一番軽いのがこのSUNWAYFOTOのL型プレートです。ニコン・キヤノン・シグマDPシリーズには専用L型プレートが発売されています。私は中国在住していたこともあり、躊躇なく中国製を使いますが、削りだしたまま感が満載です。面取りはRRS/KIRKに比べると雑な印象です。

1度利用すれば、使用感ありで、中古市場ではABクラスに落ちてしまうレベルです。値段はAmazon日本で、1万円ほどで中国市場価格と変わらずに手に入ります。※Amazonでは299gとありますが、間違った記載です。

写真一番右のSUNWAYFOTOが傾いてしまっていますが、これはスライドしたときの落下防止のネジがついているからです。RRS/KIRKにはこのネジ差込口はついておりません。私はBENROのB4にSUNWAYFOTOのL型プレートをよく使ってますが、何度もこのネジのおかげで落下が防止できました。

ねじ込み式のクイックリリースではどれも使えました

私がよく使うBENRO B4のクイックリリースはねじ込み式で、この3つは問題なく使えました。その他、アルカスイス社のモノボールZ-1でも実験しましたが問題なし。レバー式のものは実験していないので、分かりません。

 

 

KIRK_PSS_SUNWAYSFOTO
KIRK(左) RRS(中央) SUNWAYFOTO(右)

KIRK_PSS_SUNWAYSFOTO KIRK_PSS_SUNWAYSFOTO KIRK_PSS_SUNWAYSFOTO

 

最後に、かなりニッチな商品の比較ですので、このあたりで終わりにします。何かご質問がございましたら、コンタクトフォームかコメント欄にご質問ください。3つを同時に使う予定はなく、手放す可能性が高いので現物が手元にない場合がございます。お早めにご連絡ください。

3 コメント

  1. マスターヨーダ

    すみません。質問させて下さい。
    SUNWAYFOTOのPNL-D4は、D5でも問題なく使えるのでしょうか?
    バッテリー交換や各アクセサリー端子使用時に干渉することはないのでしょうか?
    また「1度利用すれば、使用感あり」というのは、プレートのことであり、カメラボディに傷がつくということではありませんよね?

    • マスターヨーダさん
      コメントありがとうございます。
      SUNWAYFOTOのPNL-D4はメーカー販売担当者曰く、D5でも問題なく使えるとのことです。バッテリー交換時、アクセサリー端子には干渉無しです。

      使用感が出るのは、プレート側の事です。カメラボディに傷が付くことはありません。
      感覚値ですが、他商品にくらべて塗装が薄い気がします。

      • マスターヨーダ

        迅速で丁寧なご返答ありがとうございます。
        D5でも安心して使えそうです。リーズナブルなのでプレートの傷は気にしません。
        非常に参考になる記事に感謝です。