日経新聞2014/6/29の記事
日本経済新聞社が実施した世界シェア調査では日本企業が11品目で首位を獲得した。スマートフォン(スマホ)などに組み込む電子部品で強みを見せた。
日本は経済大国ではあるものの、世界におけるプレゼンスは失われつつあります。そんな中、日経から明るいニュースが飛び込んできました。製品のグローバルシェア調査結果です。日本はデジカメ、レンズ、イメージセンサーのカメラのコア製品で世界シェアトップです。調査対象が何品目か定かではありませんが、嬉しいことに11品目のうちカメラ製品が3つを占めています。
デジタルカメラ市場
キヤノンが25%、ニコンが23%で2社で世界シェアの半分近くを占めてるわけですね。この後にSONYやペンタックスなどが入るのですから、デジカメ市場における日本勢の貢献は計り知れませんね。日本ではほとんど見かけませんが、コンデジでは韓国のサムスンも上位には食い込んでるはずです。
レンズ交換式カメラ市場
この市場はデジタル一眼レフカメラに加えてミラーレス一眼も入ってるはずです。この市場は日本勢の独壇場ですね。キヤノン43%ニコン35%で2社合計が8割弱ともはや敵なし。世界に誇る光学技術で、他の追随を許しません。デジカメがスマホに侵食されてる中、レンズ交換式カメラだけは特別な存在としては世界で伸びていって欲しいです。
CMOSイメージセンサー市場
デジタルカメラの心臓部にあたるイメージセンサーのシェアは、世界ナンバーワンはSONYであり圧倒的な存在感です。全てのカメラメーカーがイメージセンサーを自前で開発しているわけではなく、ニコンもSONYのイメージセンサーを採用しています。SONY製のカメラがシェアを奪わなくとも、イメージセンサー市場では圧倒的な地位を築いているわけすね。
世界のトヨタ自動車ですら、自動車市場での世界シェアは10%です。光学関連市場での日本勢の圧倒的な存在感がよくわかりました。
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