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D750
ニコンのフルサイズ機として初めてモノコック構造を採用したD750

NikonD750ボディは、航空機と同じ構造だから強度が凄いことになってる

モノコック構造は耐久性と軽量化を兼ねたカメラボディ構造の1つ

カメラボディの構造の耐性は、重要な問題です。壊れやすいより、壊れにくいほうがいいに決まってます。それをどう実現するかが各カメラメーカーの腕の見せどころです。鉄腕アトム並の強度にすることもできるでしょうが、重すぎて誰も使えない。カメラには、耐性と同時に軽量化が求められています。ニコンのD750は航空機と同じモノコック構造を採用しているので、原理的には耐性がすげーことになっています。
d750

モノコック構造を簡単にいうと、以前のカメラは金属のシャーシを埋め込んで、その周りにプラスチックを貼り付けていたのに対して、モノコック構造はシャーシを省いてボディー全体で強度を高めるということです。骨をなくして、筋肉だけになったようなイメージでしょうか。

▼従来のカメラはシャーシを入れることで耐性を高めていた

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▼モノコック構造は、シャーシを省いてボディ全体で耐性を高めるshasinasi

金属シャーシのおかげで重くなったカメラを軽量化する目的でプラスチックを使用する場合には強度不足になることもあります。それを補うには、短い炭素繊維で補強することがあったが、強度面では炭素繊維が本来有する特徴を発揮できないこともあります。そこで登場したのが、新素材の開発です。モノコック構造を実現できたのも、新素材の開発、炭素素材の開発です。

モノコック構造は航空業界から始まった

飛行機を思い浮かべてもらえばお分かりの通り、飛行機にシャーシのような鉄パイプが機内に突き出していることはありませんよね。これこそが、モノコック構造です。気圧の変化にも耐えられるのは、外板がしっかり強度を保っているからです。実は、モノコック構造が産業界で利用されだしたのは、この航空業界から始まったと言われています。

ちなみに、モノコック構造の「モノ」は1つのと言う意味で、「コック」は卵という意味です。1つの卵のように中は空洞だけど、しっかりと強度がある。これがモノコック構造の特徴です。航空業界から始まったモノコック構造の採用は、自動車産業や建築業界へと応用され、いまではカメラ業界でも採用されているというわけです。

ニコンのFXサイズ機では初のモノコック構造

「D750」は、ニコンFXフォーマットモデルとして初めて、モノコック構造を採用しています。撮像ユニットなどの重要な機構を実装する前ボディーと、ボディー前面のカバーに炭素繊維複合素材(新素材)を、背面カバーと上面カバーにはマグネシウム合金を採用しています。これによって、軽量化と耐性が同時に実現できるわけです。

これ以外にも、D5300やD3300も同じくモノコック構造で製造されています。カメラに耐久性を求めるハイアマチュアやプロが利用することも多いフルサイズ機ではD750で初めてモノコック構造が採用されたことは、モノコック構造に大きな自信があることの現れでしょう。

モノコック構造を実現するのは素材で始まり素材で終わる

モノコック構造を実現する上でもっとも重要なのは、素材です。その素材とは、炭素繊維複合材料(CFRTP)であり、ニコンのカメラに採用されているのは株式会社帝人のものです。帝人の炭素繊維複合材は、「Sereebo(セリーボ)」のブランドで展開されています。ニコンに言わせると、21世紀は炭素の世紀で、魔法の素材と呼ばれる炭素物質がどんどん登場していっています。

例えば、宇宙旅行を想像してみてください。最も、安く行ける方法は地球と宇宙にエレベーターをつくることです。そして、そこに利用されるのが炭素繊維で、ケーブルにカーボンナノチューブを利用することが有力視されています。あらゆるところで炭素素材が利用され、これがカメラにも実用されてきているのです。

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