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鬼のフラッグシップ機D4sを手に入れた。D800からD4sへと移行した経緯

d4snikon

ニコンのデジタル一眼レフシリーズのフラッグシップ機である一桁機D4sを購入いたしました。趣味の投資としては超弩級であるわけですから、自分自身どんな精神状態で購入に至り、どんな意思決定能力を持ちあわせて買ってしまったのかを備忘録として上海にて記します。

D4sと出会い、魅了された

キヤノンのEOS Kiss Digitalからはじまった趣味のカメラも早15年。ニコンからAPS-Cフォーマットのフラッグシップ機発売を機にD300に衣替えして、ここ最近ではD800のフルサイズ機へと昇華しまして、D4sに触れなければD800で大満足だったのです。

D800は信頼できるパートナーとしてのポジションに君臨していたのですが、ある日上海にあるNikonのサービスセンターにふらっと立ち寄って試し撮りしている最中、隣に鎮座してあったD4とD4sに手を伸ばした瞬間に、もう相棒の影はうっすらと薄くなっておりました。

もはやカメラとは思えぬ精密機械としての圧倒的な存在感と、シャッターを切った瞬間に耳に響くシャッター音の虜になってしまい、画質や高感度耐性への魅力というよりは趣味の道具、黒光りする塊の所有欲が抑えられないレベルに達してました。もはや買いです、脳内では買いだ!買いだ!今すぐ買えの買いコールです。

ニコンのフラッグシップ機であるD一桁機は、D3シリーズやD4でも現役大活躍間違いないのですが、D4からD4sへのマイナーチェンジはフルモデルチェンジに値するという評判もあり、D4sからピントがずれません。心のどこかでは、D3シリーズやD4の極上中古品を手に入れて差額10〜20万円はレンズに回すという選択肢もありました。

しかし海外生活ではメンテナンスにも一苦労ですし、オークションで落札できるタイミングと一時帰国時のタイミングが一致するのは偶然が重ならなくてはいけません。若干言い訳がましいところもあるのですが、ここは否応がなしに新品D4sで一点集中するしかなさそうです。

ちなみに、D4からD4sへの進化はハードウェアではなくソフトウェア側に重点が置かれており、AFアルゴリズムを見直しホワイトバランス(特に緑被り)の修正、画像処理エンジンの刷新などソフトウェア進化としてはフルモデルチェンジに近いと言われています。

こんな私がD4sを買っていいのか?

買いコールが鳴り響く中、多少は冷静にかつ客観的に相棒のキャスト変更を考えてみました。そもそもこの機種が必要あるのかということですが、頭をフル回転させてもこれといった必要性を見出すことはできません。しかし趣味に必要性は存在するのでしょうか。この時点では買いコールと共に買い控えコールも囁いておりました。

さらに、今回初めてD4sのカタログを見ましたが、D4sのカタログにあるのは、当たり前ですがプロ機としてのキャッチーなコピー達です。要はカメラマン・フォトグラファーを職業とする者への仕事のパートナーとしてのD4sの宣伝です。家族を綺麗に、風景を綺麗にというD4s以外のカタログとは違い、あくまでもクライアントへ納品する写真を迅速かつ高品質で納めるために必要なのが、このD4sだという強烈なインパクト。

このカタログを見て、趣味撮影の身分としては触れてはいけない領域なのではと自問自答しました。発注元は自分、納品先は自分、利用用途は鑑賞、完全に一人遊びの道具です。カタログで想定しているシチュエーションと私が使うシチュエーションには、超えられない壁があるのです。

世の中には同様の悩みを持つ者がいるわけで、ネットサーフィンをしながら同じ悩みを共有し決めました。趣味の道具というのは、必要性で買うようなシロモノではありません。あくまでも趣味嗜好や物欲だけで決めればいいんじゃないでしょうか、と悩める子羊同士で納得し合いました。

趣味だからこそ世界が誇るデジタル一眼レフの雄であるニコンD4sを素人が手にしてもいいじゃないでしょうか、と自分自身を奮い立たせました。2年に一度のリニューアルのタイミングを逃せばいつ買えばいいか決まらず憂鬱な日々を過ごすだろう、と自分を脅しました。そして、ついに購入を決意いたしました。

ニコンフラッグシップ機を自由自在に操る諸先輩方のブログやサイト、はたまた価格コムの口コミレビューを穴が空くほど読み込み、購入決意は揺るぎないものになったわけです。

お得にD4sを手に入れる方法

さて、買うという決意は揺るぎないものになったわけですが海外生活者として避けては通れないのが購入する国と場所の問題です。趣味への投資としては超弩級の投資額ですので、慎重かつ安全に手に入れなければなりません。そして現在の生活拠点は中国上海です。

まず大きな選択肢として中国で買うか日本で買うかを決めなければなりません(日本ブランドの商品を中国で買うとは支離滅裂かと思われますが、商品によっては中国のほうが安いケースもあります)。また、お国の次はどの店舗で買うかを検討する必要があります。

最近日本でもネット通販で届かないケースも多いと聞きますし、富士カメラを騙った偽装サイトが堂々とサイト運営されている状況ですから、信頼に値する店舗から手に入れなければなりません。まずは中国で買うか日本で買うかを決めなければなりません。

上海で買った場合

まず金額について調査しました。上海にあるカメラ専門店を連日調査したところ、約37,000人民元でした。最近のレート(1人民元=16.3円 2014/06の平均為替レート)でいうと約60万円です。この価格だと日本と変わりないため日本で買ったほうが良さそうです。

さらに中国のネット通販で調査をしたところ、34500人民元前後が相場です。日本円だと約57万円ですから、ここ最近のレートが円安になっているということもあって予想外に日本より安い価格で手に入れられそうです。こちらにはニコンサービスセンターもありますし、製品には違いが無い?はずなので、最有力候補です。

2014年5月下旬/ニコンD4s/価格調査結果/中国国内/税込

  • 上海最安値 約57万円 ネット通販

日本で買った場合

年に数回の一時帰国を使って買う場合には都内の家電量販店や価格コムで安心かつ安値を狙う事になるわけです。しかし、今回の一時帰国は佐賀県に滞在なので都内の家電量販店での購入は諦めるしかありません。そうなると、佐賀市にあるカメラのキタムラか価格コム等で最安値で購入してホテルで受け取る以外には選択肢はありません。

佐賀県にあるカメラのキタムラを調査してみると、ネット通販価格で約60万円(税込み)でした。この時点で上海最安値より3万円も高いので、これではひょっとしたら航空券代の差が出てしまう価格差です。佐賀のキタムラ店舗受け取りは却下しました。次は価格コム最安値を買うという選択肢に候補は絞られ、2014年5月下旬のD4sボディ価格は日々変動はあるものの平均して57万円弱だったので、この時点で最安値です。

さらに念のため調査したのがオギサクやマップカメラの楽天市場店。マップカメラで見つけたのがSONYのXQDカード64GB付きで約59万円。このXQDカードは市場価格が約25000円程度なのでそれを差し引けば価格コムの最安値といい勝負です。しかも試しにカートに入れてみて分かったのですが、楽天市場店での購入だとポイントが1%も付くじゃないですか(ポイントの記載がなかったのでポイントはつかないと思ってました)。

さらには分割手数料20回まで無料のキャンペーンを実施中とのことで、これを使わない手はないです。とはいえ2年も負債を抱えたままいるのも嫌だったので、確認したところ分割期間中に残金を全額支払って完済することも可能だそうで時を見て支払いを完了させればいいわけです。こうなると俄然マップカメラでの購入が最右翼です。

2014年5月下旬/ニコンD4s/価格調査結果/日本国内/税込

  • 価格コム最安値 56.7万円(現金決済のみ)
  • カメラのキタムラ 約59万円(20回まで分割手数料無料)
  • マップカメラ楽天市場店 60万円(XQDカード64GB付き、楽天ポイント1%加算、20回まで分割手数料無料)

D4s購入場所の結論

その他いくつかのネット通販も調べてみたのですが受け取れる日が限られているため在庫問題を考えると、結局マップカメラの楽天市場店で購入を決意しました。いくら上海で安いとはいえ何より安心感が最優先だったので多少高くとも日本購入を選びました。

また、D4sはコンパクトフラッシュとXQDカードの2つのスロットがあって後者の認知度は限りなく低いしXQDカードはSONY規格なのですがそもそもSONYのデジカメでは採用していないという残念なメモリーカードなのですが、転送スピードを考えればコンパクトフラッシュより利点もあるので今回はこのセットで買う事にしました。

D4sを使って旧相棒のD800どうする?

すっかりD4sに相棒としてのポジションを乗っ取られたD800ですが、さすがはD800、いやさすがニコン。この二人の相棒を共存させる道を作ってくれています。D800の多くの機能はD4sから引き継いでおり、いわば兄弟、しいて言えば兄弟の杯を交わした仲とも言えるのです。

D800の特徴は3600万画素の超高画素数が生み出す精緻な描写です。一方で1600万画素に抑えられたD4sは動体撮影や高感度が必要なシチュエーションを得意としてます、全体的なレスポンスや堅牢性は当然D4sに分があるもののD800も一歩も引けを取りません。つまり被写体や撮影シーンに応じてこの2つの相棒は出演機会を自由自在に操れるのです。

これからの撮影生活について

デジタル製品においては、新製品は旧製品を常に越えていく運命にあります。D800にもD4sにも必ず終わりが来るのです。しかし、ここから数年間はこの相棒兄弟と共に日常スナップから中国国内旅行まで全ての人生を切り取っていく所存でございます。引き続き何卒、宜しくお願いいたします。

 

2014/07/23  追記

初心者だから分かるフラッグシップモデルD4sの凄さ

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