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カメラ初心者最初の難関「F値/ISO/シャッタースピード」をざっくり学ぶ

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デジカメはAUTOモードで簡単に写真が撮れます。でも素敵な写真を見て、同じような写真を撮りたいと思ったら最低限の知識は必要です。そこで、カメラを買って最初の難関になりそうな「F値」「ISO感度」「シャッタースピード」を、ざっくり学んでみましょう。

F値をざっくり言うと

F値は、人間のまぶたの働きに近いものです。レンズの明るさの単位だとおもって下さい。F値を大小に変化させる事は、眼を見開くのと細めるのと同じようなことです。眼を大きく広げれば明るく見え、文字も一瞬で読める。眼を細めれば暗く見え、文字も時間をかけないと読めないです。

眼を大きく広げたのと同じなのがF値を大きくすること。つまり、Fの値を小さくすることです。逆に眼を細めたのと同じなのが、F値を小さくすること。つまり、Fの値を大きくすること。ちなみに、人間の肉眼のF値はF1.0と言われてます。ついでに、理論上の最小F値はF0.5です。

Nikonの定義では、

絞り値とは、レンズを通って撮像素子上に写る像の明るさのことです。 絞り値はF1.4、F2、F3.5、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32のように表されます。 F+数値で表され、F値やFナンバーと呼ばれることもあります。 絞り値を変えると、絞りの開き具合が変わり、レンズを通る光の量が変わります。 絞り値を大きくすると、絞りが絞られてレンズを通る光が少なくなり、絞り値を小さくすると、絞りが開かれてレンズを通る光が多くなります。 たとえば、絞り値をF4からF5.6に変えると、レンズを通る光の量は半分に減り、撮像素子上に写る像も半分の明るさになります。

要は、レンズの明るさを数値で表したのがF値です。例えば「 50mm/F1.4 」のレンズの場合、50mmがレンズの焦点距離、F1.4がそのレンズの絞り開放(つまり一番明るい状態)のF値です。

どんなレンズでもF値は選べるの?

明るさを数値にしたのがF値ということです。レンズにF3.5と書いてあれば、F3.5以上(F4やF5.6側)にすることは出来ても、以下(F2.8やF1.8側)にすることは出来ません。この意味を理解するには、レンズの明るさの構成要素を理解することが近道です。レンズの明るさを決めるのは

1.レンズの直径(口径) : D

2.焦点距離 : f

この2つです。また、以下の数式が成り立ちます。

F=f/D

つまり、レンズの直径と焦点距離でF値が決まります。この式をみれば一目瞭然ですが、F値はレンズの直径(口径):Dが大きいほど小さくなります。つまり大きい(=直径が大きい)レンズほど明るい(=F値が小さい)という事になります。一方、F値は焦点距離:fが長いほど大きくなります。つまりレンズの大きさが同じ場合、望遠レンズ(焦点距離が長い)になるほどレンズは暗くなります。明るい望遠レンズを作るには、より大きなレンズを用いる必要があるということですね。

ISO感度をざっくり言うと

光への敏感さです。泣き上戸、笑い上戸のようにちょっとしたことでも感性豊かな人は泣き笑うように、ISO感度が高いカメラは光を敏感に感じて絵作りをしてくれます。

Nikonの定義では、

ISO感度とはデジタルカメラが光をとらえる能力を表す値です。デジタルカメラは、撮像素子に当たった光を電気信号に変えて処理します。ISO感度を上げることは、電気信号を増幅することです。ISO感度を2倍にすると電気信号は2倍になります。ISO感度を2倍にすると撮像素子に当たる光の量が半分で適正露出になります。つまり、ISO感度をISO100からISO200に上げると、同じ絞り値(F値)であれば2倍速いシャッタースピードで撮影できます。ISO200からISO400に上げた場合も同様です。暗い室内などではシャッタースピードが遅く、手ブレや被写体ブレが発生してしまうことがあります。しかしISO感度を上げれば、シャッタースピードを速くしてブレを抑えることができます。「暗いシーンでISO感度を上げるとよい」と言われるのはこのためです。

 

ISO感度が高いと何がいいのか?

1.暗いシーン(夕方、夜、室内等)でも、適切な明るさで撮影できる

2.ブレを防止できる

この2点が恩恵です。

明るいレンズを使ってもなお暗いシチュエーションは多々ありますが、そんなときISOを上げればブレることなく撮影することとが出来ます。では、最初から最後までISOを上げて高感度にしておけばいいじゃないかと思いますが、1つだけデメリットがあります。

それは、高感度にすればするほど画質が低下するんです。よく画質がザラつくという表現されます。ISO感度を上げるということは電気的に信号を増幅することですが、その増幅の際にどうしてもノイズが発生し、画質が低下してしまいます。したがって 通常は、ISO感度を100〜200程度に設定し、むやみにISO感度をあげる必要はありません。

 

シャッタースピードをざっくり言うと

人間でいうと、瞬きのスピードと同じ。シャッターを開けてる時間を表しています。シャッタースピードは1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表します。冒頭の写真はシャッタースピード10秒で撮影したものですが、よく見ると車が消えてヘッドライトだけが残ってますよね。

これは意図的にシャッタースピードを遅くした例です。シャッタースピードを早くしてブレを無くすのはもちろん、水の流れをダイナミックに表現するために意図的にシャッタースピードを遅くするなど写真表現の一つとして重要な役割を果たしています。

 

というわけで、カメラを手にして最初の難関になりやすい3つのキーワードをざっくりとお伝えしました。この3つが写真表現に重要な要素であることだけ分かれば、あとは触って変化させて撮影すれば自然と慣れるものです。また、この重要な3つのキーワードは写真表現の手段としても精密機械カメラとしても、もっと奥深いものですのでまたどこかで詳しくお伝えいたします。

 

 

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