簡単にいうと、パソコンについてるSDカードリーダーに気づかず、外付けのメモリーカードリーダーを買ってしまった。旅行中にメモリーカードの容量がいっぱいになったのでPCに移そうとした。そしたらメモリーカードリーダーを忘れたのに気づいた。だからわざわざ家電量販店に出向いて欲しくもないメモリーカードリーダーを買ったのだ。
そもそもメモリーカードリーダーを持っていて、さらに旅行中にもう一台買ってしまったということ。そして何より、カードリーダー機能はパソコンに標準装備されていたということにショックを受けた。気づかないうちに要らないモノを2台も買っていたとは、無念。
このことに気づいたのはずいぶん後のことで、横からパソコンを見たときSDカードリーダーついてるじゃん!!!!ってなった。カードリーダー買う必要無かったじゃん!!ってなった。旅行中に2000円のカードリーダーを買うために、タクシーに乗って3000円支払ったことことにイラ立ってたのに、打ちひしがれた。
さて、過去のことは水に流そう。ここから得られる教訓はたくさんある。一番重要なのは、「僕はデジタル・ガジェットを使いこなせてるのか」という問。スマホは電話、カメラ、MP3プレーヤー、ナビ、ネット、動画、録音の機能が買ったその日から使える。テレビだって天気予報、ネット、テレビ視聴、録画ができるようになって多機能化が進んでいる。
しかし、使ってない機能が多すぎるのが問題。今回のカードリーダー事件もパソコンの多機能が故に起きた事件だ。スマホのコンパスは使ったことがないし、アウトドアには別のコンパスを持っていく。テレビだって毎日録画やYoutube動画が見れるのを知ったのは買ってから何ヶ月も経過していた。
一昔まえのデジタル・ガジェットは専用機が中心だった。撮影はカメラ、音楽はMP3プレーヤー、地図はカーナビ、ゲームはゲーム機、動画はビデオカメラに任されていたはず。それがスマホが登場した2010年あたりから様相が一変する。スマホが全てを飲み込んで、1つのデジタル・ガジェットに統合された。
専用機から汎用機の1機能に成り下がってしまうような機能や商品は目立たないわけだし、それをわざわざ買う機会は減ってくる。電話を買ったら色々ついてきたスマホのように、多機能とデザインのシンプル化はデジタル・ガジェットの1つの道だと思う。
ただ、その多機能さを充分に味わえていないのはモッタイナイし、PC付属のカードリーダーに加えて専用カードリーダーを追加購入してしまうようなヘマも生まれる。これれからは複数のデジタル・ガジェットをマルチで使いこなすより、1つのデジタル・ガジェットをしっかりと使い倒すことに力を注ぎたい。
iphoneとipadを上手に使い分けしてる人は、どういう人なんだろうか。