この写真はパソコンに保存されていたものですが、はて撮影場所が思い出せずにおります。撮影情報が記録されているExif情報から判断すると、どうやら今年の春頃に撮影されたもので時期的には上海滞在のようです。 困ったものです、自分で撮った写真を忘れるようでは趣味写真とか言ってる場合ではございません。何とか思い出すために、ここに写ってる大仏の正体をはっきりさせることから探ってみたいと思います。
この写真は大仏なのか?
今まで宗教について深く考えた経験が無いので、この被写体が何なのかすら分かりません。でも自然と口から出る言葉は大仏なので、まずは大仏としましょうか。 この被写体を見て思い浮かぶ単語は、それ以外だと神様、菩薩、如来、仏様、あたりですかね。でも、これらの単語が同じ意味なのか、種類が違うのかも分かりません。
どうやら被写体は如来の大仏らしい
なるほどなるほど、大仏というのはデカイ仏像の事らしいです。つまり、こいつはデカイから大仏でいいわけですね。 大仏というのは仏像のひとつなのですね。さらに大きさではなく仏像を種類分けすると、「如来」 「菩薩」 「明王」 「天」 「その他(羅漢や十王)」と5つに分類できるようです。 その中で、如来は悟りを開いた最高位の仏さまだそうです。基本的な特徴を調べてみると、この被写体の特徴と似てるところが多いです。 持ち物を持っていないということと、1枚の衣をまとうだけで装飾品は無いことが特徴だそうです。この2つの特徴は被写体ともぴったり当てはまります。一気に如来の可能性が高まりますよね。そしてさらに、決定的なのが 髪の毛は螺髪(らほつ)といってパンチパーマのようなカールの髪の毛だそうです。はいはい、もうビンゴでしょう。どこからどう見ても、この仏像はカールです。
菩薩ではないと判断しました
念のため菩薩も調べてたところ菩薩は如来に従って修行をする者だそうで、上半身は裸が多いそうです。うーん、この被写体は衣がはだけてますが、上半身裸とは言いがたい気がしますね。また、菩薩ならではの特徴として 装飾品を身につけるらしいのです。この被写体には装飾品が無いので、菩薩ではないと判断しました。 ちなみに観音様やお地蔵さんも菩薩の中の1人だそうです。
ちなみにお釈迦様とはどういったご関係で?
お釈迦様も何となく頭によぎっていたので被写体の正体かどうか調べてみました。 お釈迦様は仏教の開祖であり、ネパールの王族であった釈迦族の王子様、ゴータマ・シッダルタという実在の人物だそうです。 お釈迦様は如来らしいので、釈迦如来なのでしょうね。つまりこの仏像、お釈迦様なのかもしれないです。
で、結局この被写体の正体は何なんだ?
いずれにせよ、この大仏さんが如来像だという事はわかりました。そして、撮影したことのあるお寺の中で、如来像が置いてあるお寺を2つに絞込ました。 杭州のお寺か、上海市内北部にあるお寺のいずれかです。撮影場所を断定するために仏像調査から始めたものの、いざ場所がわかると、だから何?という手応えです。
しかし実り多い調査あったことは事実です。今まで撮影が許可されている仏像を何体か撮影してきました。いずれも大きい建造物程度の感想しか持たないままシャッターを切っていましたが、これからは装飾品や衣といった特徴から菩薩か如来かそれ以外か判断がつきそうで、撮影も楽しくなりそうです。
仏様ありがとうございました(^O^)
カメラD300 レンズ16-85mm 焦点距離52mm ISO320