アルカスイス互換の雲台やプレートとは、アルカスイス社(Arca Swiss)規格のクイックリリース機構を採用した雲台やプレートのことです。ただし、アルカスイス社規格とはいえ、溝の深さや広さの大きさを厳密にミリ単位で開示して、各メーカーがそれに合わせて作っているわけではなさそうです。
極端に言えば、アルカスイス社から発売されている雲台のように「ハの字型」で三脚側とカメラ側がドッキングされるものがアルカスイス互換と言われています。各メーカーから「アルカスイス互換」「アルカスイスタイプ」「アルカスイス規格」として販売されているものは、一応は互換性があります。
溝の深さやハの字部分の確度がメーカーによってばらつきがあるので、プレート側(カメラ側)とクランプ側(雲台側)を別メーカーにすると場合によっては接着する面積が少なくて不安定になる場合がありますので、注意が必要です。
私は普段ニコンD4sを使っており、たまたま中国と日本で3つのL型プレートを手に入れることができたので、レビューしてみたいと思います。左からKIRK Enterprise Solutions(KES)社のL型ブラケット「BL-D4」、RRS社のL型プレート「BD4-L」、SUNWAYFOTO社のL型プレート「PNL-D4」です。
三脚を使って撮影しているときに、「縦構図で撮りたい」と思ったときありませんか。横構図から縦構図に切替えるにはカメラを90度回転させて、水平を取り直す必要があるため面倒です。そんなときに便利なのが、このL型ブラケットやL型プレートと呼ばれるL字形のクイックシュー用プレートです。
縦構図でも横構図でもどちらでも、クイックシューに接着できる仕様となっているため雲台を動かさずにプレート部分だけ着脱すれば縦横構図が自由自在というわけです。そして、もう1つのメリットは縦位置撮影時に三脚の左右の重心が中央に来るので、安定して撮影できます。

※日本代理店とオフィシャルサイト記載されておりますが、NikonD5のプレートはこのBL-D4のようです。
3つのうちでもっとも傷がつきにくいと感じました。第一印象として全体的な面取りがしっかりしているため、丸みがかった印象です。そのおかげで、何度着脱していても傷や擦れがつかないです。
また、KIRKが他の2つより優れているのはボディとの密着度です。SUNWAYFOTOはカメラストラップ装着口の金属部分にほんのすこし触れてる(ように見える)ので、荷重がかかったときにボディにも傷がつきそうで、何となく心配になります。その点、KIRKはどこにも触れずにぴったりです。
素材はKIRKと同じですが、個人的には質感が最も良いのがRRS社のものです。つや消しのKIRK/SUWAYFOTOに比べて、つやがあります。値段も高いせいか、何となく堅牢に見えてきてしまいます。ただ、SUNWAYFOTOと同じでボディとの密着度はKIRKのほうが優れています。そもそも密着させないのかもしれませんが。
バッテリーの抜き差しは、RRSにかぎらず全く問題ありません。HDMIなどのサイドパネルの開閉については、どれもネジを緩めてスライドさせてから開封したほうがいいです。爪の長い女性などはアクセスできるかもしれませんが、男性の指ではアクセスしづらいです。(これは3ブランド共通)
一番軽いのがこのSUNWAYFOTOのL型プレートです。ニコン・キヤノン・シグマDPシリーズには専用L型プレートが発売されています。私は中国在住していたこともあり、躊躇なく中国製を使いますが、削りだしたまま感が満載です。面取りはRRS/KIRKに比べると雑な印象です。
1度利用すれば、使用感ありで、中古市場ではABクラスに落ちてしまうレベルです。値段はAmazon日本で、1万円ほどで中国市場価格と変わらずに手に入ります。※Amazonでは299gとありますが、間違った記載です。
写真一番右のSUNWAYFOTOが傾いてしまっていますが、これはスライドしたときの落下防止のネジがついているからです。RRS/KIRKにはこのネジ差込口はついておりません。私はBENROのB4にSUNWAYFOTOのL型プレートをよく使ってますが、何度もこのネジのおかげで落下が防止できました。
私がよく使うBENRO B4のクイックリリースはねじ込み式で、この3つは問題なく使えました。その他、アルカスイス社のモノボールZ-1でも実験しましたが問題なし。レバー式のものは実験していないので、分かりません。

最後に、かなりニッチな商品の比較ですので、このあたりで終わりにします。何かご質問がございましたら、コンタクトフォームかコメント欄にご質問ください。3つを同時に使う予定はなく、手放す可能性が高いので現物が手元にない場合がございます。お早めにご連絡ください。
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マティアス·ハッカー(Matthias Haker)はドイツ生まれの若き天才写真家。HDRで撮影した廃墟写真を激しくレタッチした写真が特徴で、おとぎ話や映画のワンシーンに登場しそうな芸術性溢れる写真ばかり。若くして、オリジナリティ溢れる確固たるマイワールドが出来上がっているのが何よりも素晴らしいと思う。
HDRの写真はお分かりだろうか。言葉で言えば、CGっぽい、とても写実的な写真のこと。HDRはHigh Dynamic Rangeの略で、画像の中で白トビや黒つぶれを無くして、明るいところと暗いところを同時に階調を残して表現させた写真を言う。例えば、下の2枚の写真はまさにHDR写真である。
HDR写真を撮影するには、いくつか抑えておきたいポイントがある。それは、動きの少ない被写体を選ぶこと。例えば、人や動物をHDR撮影するのは難しい。風景や自然を撮影することのほうがHDR撮影には向いている。次に、早朝のオフィス街や夕暮れなど明暗がはっきりしている被写体の方が鮮やかな写真ができる。
そして最後に、空一面のように一色で塗られた写真よりも渋谷の真ん中のようなカラフルな色がある被写体が望ましい。撮影技法的には、HDR撮影にとっての天敵はブレなので、丈夫な三脚を使って露出を明るい(+2)・暗い(-2)・普通(0)三段階くらいでブラケット撮影をする。画像の加工は加工ソフトで合わせていくだけ。
iphone4くらいからHDR撮影ができるようになった。仕組みとしては、撮影する(シャッターを切る)のは1度だけだが、実際は裏側で3枚の写真を撮影している。その3枚の写真を1枚にiphone内で合成しているのだ。手元にあればHDRと普通の写真を比べれば、一目瞭然なので試してみよう。
デジタル写真の醍醐味といえるHDR写真は、ハッカー写真のように新たな写真表現を与えてくれる。しかし、最近はこの手のHDRで撮影して加工しすぎたような加工中毒写真が目につく。極端に言えば、本来美しい写真がアニメのCGだったりゲームの中の風景のように見えてしまいます。
光の部分と闇の部分の中間にある影というかシャドウ部分を消失させることになるので、かなりピカピカに高彩度で、過度なエフェクトはひと目で派手なHDR写真とわかります。それが美しいと感じるもももありますが、だいたいは目が疲れてきますし、不自然感がでています。GoogleでHDR撮影と画像検索すれば、すぐにエグい写真が量産されていることがわかりますので是非みて下さい。
The post ハッカーが廃墟を撮影したらこうなる。7枚の写真で分かるハッカーの凄さ。 first appeared on アンゴラフォト.]]>1万円台で買えるレンズあり、30前に発売されたオールドレンズレンズもありと個性豊かな豊富なレンズラインナップを新品で選べるのはニコンユーザーの特権です。ここに紹介するのは、その13本全てです。保存版としてぜひレンズ選びにご活用下さい。
単焦点レンズの単焦点の意味は、焦点距離が1つだけということです。ズームすることはできません。35mmの単焦点レンズは35mm以外の焦点距離では撮影できません。もし被写体を大きく写したいのなら、撮影者自身が被写体に近づくしかありません。
ズームレンズは、その名の通りズームができるわけですからズームレンズ1本で 広い範囲が撮影できたり遠くのものを大きく写せたり非常に便利です。それにも関わらず、なぜ非便利な単焦点レンズがあるのでしょうか。
常に物事は二面性を持っているように、ズームレンズと単焦点レンズはそれぞれ相反するメリット・デメリットをもったものです。 例えば、ズームレンズはレンズを廻せばズームしてくれる利便性というメリットをもったレンズです。
しかし、焦点距離の違いによって伴う表現の変化だったり、撮影表現の感覚が掴みづらいのがズームレンズとも言われています。 つまり表現力や写真力が身につきづらいというデメリットがあるわけです。本来は自分が一歩前進すれば気づいたかもしれない見え方の変化に鈍感になってしまうということです。
同じ位置から同じ風景を撮影するにあたっても,焦点距離の変化によってパースのつきかたや遠景や近景の感じ方が違います。単焦点レンズはズームができないので、利便性というメリットを享受することはできませんが その不自由さを利用者自身でカバーしていくうちに、写真撮影のスキルや基本が身につく、写真力向上レンズなのです。
フィルムカメラ時代は、フィルムサイズが35mmでしたがデジカメ時代は撮像素子のサイズが様々です。従って、50mmの焦点距離を「標準レンズ」と呼ぶには抵抗があります。とはいえ、50mmのラインナップはニコンに限らずどのメーカーも豊富にラインナップしていますし、数多く開発製造されているため技術的に進歩し終わったレンズともいえます。
人の目に近い画角が45mmであることを考えると、APS-C機に当てはめると70-85mmほどになってしまうため標準レンズとは呼べません。ただし、画角の感覚を磨くには安価に手に入る50mmのレンズがレンズの王道であることは間違いありません。さらに、カメラ趣味の先にはフルサイズ機も視野にいれていくこととなるはずなので、その場合には50mmレンズはそのまま50mmで利用することができます。
カメラを買ったばかりの初心者の方にとって、レンズ選びは意外と難しいものです。DXフォーマット、FXフォーマット、F値、焦点距離など少し事前知識を入れておいたほうがレンズ選びが楽しくなります。もし不明な点があれば、参考サイトをご覧下さい。
マウントのことや焦点距離、F値の言葉の意味などレンズ全般については、ニコン社によるニコンカレッジが詳しいのでそちらを御覧ください。
▼ニコンカレッジ
http://www.nikon-image.com/enjoy/lensknowledge/
ズームレンズキットに付属するズームレンズと単焦点レンズの違いや、メリットデメリットについては当ブログ記事を御覧ください。
▼単焦点レンズのメリットデメリットについて
https://angoraphoto.com/camerareview/758/
50mm単焦点レンズという焦点距離の使い方、使い道についての記事。簡単な記事ですが50mm F1.8を使った作例もあり、初心者の方には良記事です。
▼50mmレンズの使い方、使い道
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1208/20/news100.html
ここでは、ニコンのカメラに装着可能な50mm単焦点レンズを全て網羅してみました。比較項目は価格や発売日、重さなどです。レンズ選びに迷ったらこのリストからピックアップして、実勢価格やサンプル写真などを探してみて下さい。必ずやお目当ての単焦点レンズがみつかるはずです。
※2017/10/12 14本目を追加しました
1万円代で買える50mm単焦点レンズ。何よりも安くて軽いです。恐らくその小ささに驚くと思います。描写性能はこれから紹介する他のGレンズに比べれば、ゴーストの発生など劣る部分も多いですが、コスパ最高との声は多いです。D300s/D700/D800あたりの機種との相性が良さそうですね。
ちなみにf1.8はf1.4と一段分違います。その差を数値で表すとF1.8はF1.4の明るさの約60%です。普通のスナップ撮影であればf1.8で充分だと思いますが、新型の50mm f1.8Gが2万円弱で売られていることを考慮すると、解像度という意味では新型をおすすめします。
撒き餌レンズと呼ばれることもありますが、開放からクッキリと解像してくれ、F5.6まで絞れば四隅までしっかりと写り、とても素晴らしいレンズです。DXフォーマットで中望遠として使うもよし、FXで標準レンズとして使うもよしの安くて軽い最高のレンズです。
若干ボケが硬めの印象もありますが、素直な描写は定評があります。超音波モーターの駆動もなめらかで、静かに合焦してくれます。逆光にも強く各収差も標準的なレベルで何ら問題がありません。どのカメラにも素直に合いますので、価格も含めて一番お買い得かもしれません。
▼参考になるレンズレビュー
こちらは、ニコンDfの発売に合わせて発売されたAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gのスペシャルエディションです。簡単にいえば、カラーバリエーションモデルです。色が違う以外は、レンズ性能はAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gと何ら変わりありません。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G(スペシャルエディション含む)は現在発売されている50mm単焦点レンズの中では、もっともスタンダードであり定番単焦点レンズでしょう。Df以外につけてもカッコイイですので、色さえ気に入ればこちらもありですね。若干値段は高いけどね。
発売は1995年、今から20年も前に発売されたレンズが今でも現役で使えるのが歴史あるニコンFマウントの醍醐味です。描写性能は最先端レンズには劣るものの、距離メーターや絞りリングの存在が、いまのGレンズよりも機械的で男心がくすぐられます。ちなみに、レンズフードは付属していないので、購入の際にはフードの購入もお忘れなく。
▼参考になるレンズレビュー
レンズメーカーのシグマ社から発売された単焦点レンズです。重量505gという超重量級レンズであり、フィルター径77mmの大口径レンズです。この後継機種がシグマARTラインから発売され純正キラーと呼ばれていますが、この50mm F1.4 EX DG HSMもまた開放からシャープで、ボケ味は総じて美しいと評判です。
この重さに辟易する人も多いでしょう、そしてあまりにも普通の光景しか切り取れない標準レンズをどうにか自分の画角に育て上げたいと思わせる、そんなレンズにも感じます。それがシグマのモノづくりであり、純正キラーの異名をとる50mm F1.4 DG HSMの先祖なのかもしれません。
▼参考になるレンズレビュー
30年前に発売されたレンズが、いまなお新品で手に入るのは大変ありがたいことです。オートフォーカスはできないし、カリカリな解像力も持ちあわせていません。現代のレンズと比較したら欠点が目立つものの、ハッする1枚が出来上がるのがAi Nikkor 50mm f/1.4Sの醍醐味です。
しかし、さすがにこのオールドレンズが最新の50mm f/1.4Gと同程度の価格は気が引けてしまいます。30年間も販売されつづけており、中古市場で出回っている玉数も多いので中古で買うのが賢い選択かもしれません。
▼参考レンズレビュー
50mm単焦点レンズが、レンズの中で標準レンズと言うのなら、このレンズは標準レンズの中の標準、基準、基本となるレンズです。先ほど紹介したF1.8の約2倍の値段がするので、果たしてその価値があるのか悩まれている人も多いです。数字でいうと1段しか明るさは変わらないものの、やはりF1.4は明るいです。
写りの違いといえば、f/1.4は開放では柔らかい描写をするのに対し、f/1.8は開放からシャープでキレがある印象を受けます。開放で撮影したときの柔らかさは大口径単焦点レンズの醍醐味です。この違いは善悪や優劣ではなくレンズの持ち味や味付けの問題なので、好みが分かれます。
また、50mm f1.4の上には50mm付近に「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」もラインナップされており、あえて50mm f1.4を外してf1.8か58mmに予算を振り分けるというのもありです。3次元を2次元で再現するという壮大なテーマを掲げたレンズだけあって、写りはどのレビューをみてもすこぶる良いです。
もし標準レンズと呼ばれる50mm付近を、ズームレンズだけでしか経験したことが無いのでしたら、まずは買いましょう。このPlanar T* 1.4/50 ZFと10番目に紹介するPlanar T* 1.4/50 ZF.2の違いは、CPU内蔵か否かです(ZF.2がCPU内蔵)。2段明るいF1.4。そして何と言っても金属の鏡胴は素晴らしいの一言です。
50mm F1.4 DG HSMは、シグマの高品位レンズシリーズである、「ART」シリーズに属する35mmフルサイズ機対応の開放F1.4の大口径単焦点レンズです。2008年に発売された「50mm F1.4 EX DG HSM」の後継機となるモデルです。これは純正キラーとしての呼び声高い銘レンズと言われています。
他のレンズとの大きな違いは、その大きさと重さ。小型軽量化が進む中、写りだけを研ぎ澄ませて一切の妥協をしないと、こういうレンズになるらしいです。815gという質量は単焦点の標準レンズとしてはかなりの重量級レンズです。
これ、マニュアルフォーカスレンズです。気軽に街に繰り出して、気軽にスナップ撮影、パシャパシャ撮るような撮影には向きません。毎回被写体と向き合い時間を掛けてピントを調整する必要があります。防塵防滴仕様で大変うれしいのですが、重さは旧型のプラナーに比べると3倍近くあり非常に重いです。
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デジタル一眼レフカメラで撮影するときに、ファインダーを覗けば被写体が見えるのは当たり前です。レンズの場所とファインダーの場所は離れています。レンズから入ってきた光が、ファインダーから見えるためには何か仕掛けが必要です。被写体をどう捉えているのかはカメラによって異なります。形式は2つあり、ペンタプリズムとペンタミラーと呼ばれています。
ペンタプリズムは、光学ガラスの多面体でできています。このガラスの多面体を使ってレンズから入ってくる像を正立正像に復元します。得られる像が明るくて大きいのが特徴で、焦点を合わせやすいです。また、光軸の歪みも発生しません。ただし、光学ガラスに高い純度と加工精度が求められるので高価なものが多く、ミドルレンジモデル以上で採用されています。ガラスの塊がそのままカメラに入っているので、カメラボディの重量が重くなります。
ペンタミラーは、1枚の鏡を複数枚組み立てた多面体を使って、レンズから入ってくる像を正立正像にします。得られる像が小さくて暗いので、焦点を合わせづらいという欠点があります。そして、鏡を組み合わせて作るので、接続部分がズレてしまえば光軸もズレてしまうおそれがあります。メリットとしては、ミラーの組立なので生産コストが安く済んで、カメラボディの重量が軽量化できます。エントリーモデルに採用されることが多いです。
ペンタミラーとペンタプリズムの役割は同じで、レンズから得た像を正立正像にすることです。この機構を取り除いたのがミラーレス一眼レフカメラです。正立正像でないと、目の前の景色が鏡のように左右逆転、或いは上下逆さまになってしまいます。そうなると写真撮影に支障がでていまいます。ペンタプリズムのペンタミラーのおかげで、正しく写真が撮影できるわけですね。
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1.画面全体にピントが合った状態をパンフォーカスと言う
2.画面全体にピントが合ったように見える状態をパンフォーカスと言う
パンフォーカスの正解は2です。レンズの焦点は1点(1つの面)にしか合いません。しかし焦点の前後のボケが限りなく小さくなることによって、人間の目ではピントがあっているように見えます。要は被写界深度を深くすることによって近距離から遠距離までピントを合わせる方法がパンフォーカスです。
写ルンですを覚えてますか?あのカメラにピント合わせの機能はついてなかったです。でもピントが自然と合っているように見えていました。写ルンですはピントの合う範囲を限りなく広くすること、つまりパンフォーカスによってピント合わせの手間を省いたカメラなのです。
デジタル一眼レフカメラでパンフォーカスを撮影するには、広角レンズで絞りを絞り込んで撮影するもよし、望遠レンズでも遠景を撮影すればいいのです。具体的には、
1.28mm前後の広角レンズを用意します
2.絞り優先モードにて 絞りを F16 ほどに設定します
3.マニュアルフォーカスでピントを約2メートルの位置に合わせます
こうすることで、約1メートル~無限遠(遠くまで)ピントのあったように見える写真を撮ることが出来ます。
ただし、この方法ではピントが若干甘くなる傾向にあるので、オートフォーカスで撮影できる場合にはオートフォーカスで撮影しましょう。また、絞りを絞るのでシャッタースピードは遅くなりがちなので、そこはデメリットとして理解しておきましょう。
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愛し合う二人の写真は素晴らしいの一言ですが、女性の左手をご覧下さい。左手の親指付近です。男性の口元にもあります。紫がかってませんか?これがパープルフリンジです。決してカメラの故障ではありません。
カメラやレンズの進化は目の前の現実をどれだけ忠実に再現できるかを追い求めています。本来、この写真に紫色の境界線はないわけなので、このパープルフリンジは進化を阻害するものとして扱われています。もし、手元に背景が明るくて被写体が暗いものが写っている写真があればフリンジが出ているか調べてみましょう。
パープルフリンジが発生する技術的な側面はと言えば。撮像素子、イメージセンサーに大量の光が入射したときに光が溢れ出てしまいます。そして隣の画素に干渉し、高輝度部分に隣り合った低輝度部分に偽色が出てしまうことをパープルフリンジといいます。特に紫色の縁取りになるのでパープルフリンジと呼ばれています。カメラの画像処理技術やレンズの進化によって出現頻度は減ったと言われていますが、たまにこうして出現してしまいます。
パープルフリンジと呼ばれるように紫色になる理由ですが、たいていの撮像素子は緑色に対する感度が高く、ホワイトバランスの自動補正で青と赤の色が持ち上げられるからだと言われています。パープルフリンジを写真の味だと評価する人は少なく、取り除くべき収差であると言われています。
この写真のように明るい背景と暗い被写体が重なりあう際にパープルフリンジは発生しやすいため、構図を変えて撮影すれば解消されます。その他のパープルフリンジ対策としては、F値を絞って撮影したり紫外線カットフィルターを利用することも有効です。或いは、Photoshopなどのレタッチソフトを使っている人であれば簡単にパープルフリンジを除去してくれます。
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フォーサーズシステムというのは、オリンパスとコダックが作ったデジタル一眼レフカメラの規格のことです。このシステムの規格はカメラメーカーに公開されているので、パナソニックやオリンパスが採用し互換性のあるレンズやボディを製造しています。
フォーサーズの呼び方は、4/3型(18ミリ*13.5ミリ)のイメージセンサーに由来しています撮像面は35ミリフルサイズの半分に相当する21.63ミリです。35ミリフルサイズやAPS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラはフィルムカメラ時代のマウントを引き継いでいるので交換レンズは互換性がありますが、フォーサーズシステムは新しい規格です。
マイクロフォーサーズシステムというのは、フォーサーズの拡張規格です。高画質デジタル専用設計というコンセプトのもと開発されました。薄型化や軽量化を進め、動画やライブビューモード、フォーサーズレンズの活用などフォーサーズをより進化させたものです。一眼レフにあるミラーボックスを排除してボディを薄型化に成功しました。なので一眼レフカメラではありません。これはミラーレス一眼レフカメラです。

カメラ(厳密にはフィルム)のISO感度の国際標準は、感度「100」という数字を基準にして計算されます。例えば100の感度に比べて、光を記録できる能力が2倍あればISO200となります。2倍の能力ということは、半分の光で同じ露光がされることを意味します。ISO800なら光の感度が8倍なので、ISO100の光の量よりも1/8の光で同じ写真(露光)が取れることになります。ISOの数字が大きくなれば、少ない光で撮影できることになるので夜でも被写体が写ります。これを高感度といいます。
ISO200でシャッタースピード1/60秒の場合 ISO400ならシャッタースピードは1/125秒 ISO800なら1/250秒に上げられることになります。つまりシャッタースピードの早い手ブレの少ない写真を撮影するにはISOは大きければ大きいほど良いのです。しかし、天は二物を与えません。
シャッタースピードを得るためには、失うものもあるのです。それが画質です。ISOを上げ続けると、夜でも撮影できる代わりに画質が荒くなるのです。画面全体がザラザラした質感になってしまいます。

ISOを上げ続けた例が、この写真です。例えば画面上の「20」や中央の英語文字を見れば分かる通り、ISOを上げれば上げるほど画質が悪くなっていきます。ザラザラした感じになっています。
端的に言えば、「ブレなどを防ぐために必要であればISO感度を上げたほうがいい。しかし、必要がなければISO感度は上げすぎてはいけない」です。技術の進歩と共に高感度耐性は上がり続けています。とはいえ、低いISOで撮影するほうが画質が良いことは変わりません。強いて目安を示すと
晴れの日撮影:ISO100-200
曇りの日撮影:ISO200-400
ISO400〜800
こんなものでしょうか。
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この画像の画面左をみて頂きたい。腕と袖あたりに何やら波打った画像が写り込んでいないだろうか。この正体は、写真の天敵といわれる「モアレ」或いは「モワレ」と呼ばれる現象である。
規則正しい編み目のような模様がある被写体を撮影した場合に、被写体本来の模様とは無関係な縞模様が現れる。ゴーストやフレアは写真の表現と言うこともあるが、このモアレは写真画像においてはあまり望まれる対象ではないため、防止する必要があると言われている。
規則正しい模様は自然界にはほとんど存在しない。人工物に限って現れるので、風景写真家にはあまり気にすることのないモアレ。この写真のように人物撮影や商品撮影には気をつけるべきモアレ。
防止策としては、
がある。これは撮影方法で軽減、低減する方法だが、カメラ自体でモアレを防ぐ事もできる。「ローパスフィルター」である。ローパスフィルターとはCCDやCMOSなどの撮像素子の前面に取り付けられているフィルターで、モアレを低減させる機能をもっている。私の知る限りではカメラに固定式なもので、ユーザーが取っ替え引っ替えできる代物ではない。
簡単にいうと、ローパスフィルターはセンサーに光があたる前に、画像をぼかす役割をしている。色の境目をなじませてしまうことでモアレの発生を防ぐ(ちなみに偽色も防ぐ)。
このローパスフィルターのおかげで、冒頭の画像にあるようなモアレはどんな撮影シーンにおいても低減できるようになっている。
このローパスフィルターが撮像素子の前面についている事を想像してもらえば分かるとおり、フィルターが存在している以上、画質に残念な影響を与える。ローパスフィルターがあると、解像度が落ちてぼんやりした画像になってしまうのだ。逆に言えば、モアレは多少の画質を犠牲にしてでも防止するべきと評価されている証拠であろう。このフィルターはカメラ外観からは見えないフィルターのため、意識することはないのだが、モアレと偽色は防ぐが画質と落とすというメリット・デメリットを合わせもった存在である。風景写真を撮る人にとって発生しづらいモアレを防ぐという名目で画質を低下させていたわけなので、取り除いて欲しいとの声は多かったと想像できる。
理想を言えばローパスフィルターをなくして、モアレを防止できるのが望ましい。
技術は常に進化するもので、ローパスフィルターレスモデルと呼ばれるカメラが業界では賑やかである。つまりモアレを防止するためのローパスフィルターを省いてしまおうという動きである。もうモアレは諦めて解像度だけ考えようという時代が訪れたわけではなく、モアレの発生をローパスフィルター以外で抑えようという動きなのだ。カメラの高画質化によってレンズの解像度を超え、そしてカメラ内の画像処理エンジンの進歩によってローパスフィルターに頼らずして、モアレと偽色を防止できるようになった。
文字通りあえてローパスフィルターを排除したローパスフィルターレスモデルは、レンズ交換型カメラを中心にムーブメントになっている。例えば、ニコンD800EやD810、富士フィルムでは中級機のFUJIFILM XQ1でもローパスフィルターを排除している。
今後の流れとして、ローパスフィルターレスモデルは一般化してくると考えられる。高画質追求とモアレ防止のトレードオフだった関係が崩れ、高画質かつモアレ防止を両立する技術を手に入れたメーカーが、わざわざローパスフィルターを差し込んでくるとは思えない。
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フルサイズ機のカメラを使うとボケが大きくなるのでしょうか?結論は、「APS-Cとフルサイズ機を使って被写体を同じ大きさに写すなら、フルサイズ機のほうがボケは大きくなる」です。フルサイズとAPS-Cサイズは、カメラの心臓部にあたるイメージセンサーの大きさに違いがあります。フルサイズのほうがイメージセンサーは大きく、APS-Cサイズの約1.5倍の大きさにあたります。
まず、フルサイズとAPS-Cサイズのカメラを用意して、「同じレンズを使って、同じ被写体を、同じ焦点距離で、同じ位置から」撮影した場合、ボケに違いはありません。簡単にいうと、APS-Cサイズの撮像素子を搭載したカメラで撮影した画像はフルサイズ機で撮影した画像の一部を切り抜いたのと同じ事です。つまり切り取っただけなので、背景にあるボケは全く変わらないのです。
では、APS-Cサイズ機にもフルサイズ機にも85mmのレンズを装着した場合を考えてみましょう。そして、同じ大きさに風景を撮影するとします。そうすると、切り取っていると同じですからAPS-Cサイズ機のほうが大きく写ってしまいますので、フルサイズ機のカメラでは被写体に近づく必要があります。背景のボケは被写体に近づくほどボケるので、この場合はフルサイズ機のほうが大きくボケることになります。
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