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日本で一番売れた50冊の本を並べて分かったこと

『世界ー受けたい授業SP』の日本で一番売れた50冊の本が紹介された

集計方法は定かではないけど、テレビ番組で日本で一番売れたベスト50冊が紹介されていた。部数だと50位が『夢をかなえるゾウ』が176冊、年数だと1945年に発売された『日米会話手帳』なので、過去約50年間で出版された本のベストセラーランキングと言える。

この50冊を並べてみて、自己啓発本の傾向、芸能人本の傾向、あのハリウッド映画になったシリーズの破壊力など色んなことがわかった。読んだことない本も結構あると思うので本選びのお役に立てれば幸い。

一番売れたベストセラー本ランキング50〜31位

50位:夢をかなえるゾウ/176.6万部

49位:話を聞かない男、地図が読めない女/178万部

48位:ソフィーの世界/179.6万部

46位:伝える力/180万部

46位:禁煙セラピー/180万部

45位:プロ野球を10倍楽しく見る方法/180.5万部

44位:謎解きはディナーのあとで/183.2万部

43位:悪魔の飽食/188万部

42位:ハリー・ポッターと死の秘宝/197万部

41位:蒼い時/198万部

40位:眼がどんどんよくなる/198万部

39位:日本語練習帳/199万部

38位:グッドラック/200万部

37位:金持ち父さん 貧乏父さん/201.5万部

36位:天中殺入門/204万部

35位:日本沈没/204.4万部

34位:もものかんづめ/209万部

33位:ノストラダムスの大予言/210万部

32位:だから、あなたも生きぬいて/212.9万部

31位:こんなにヤセていいかしら/215万部

一番売れたベストセラー本ランキング30〜11位

30位:ハリー・ポッターと謎のプリンス/220万部

29位:東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~/221万部

28位:ホームレス中学生/225万部

27位:遺書/231.5万部

26位:大往生/241万部

25位:ノルウェイの森/242.4万部

24位:サラダ記念日/250万部

23位:マディソン郡の橋/256.6万部

22位:頭がいい人、悪い人の話し方/260万部

21位:頭の体操 第1集/265.9万部

20位:国家の品格/271万部

19位:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら/275万部

18位:誰のために愛するか/278万部

17位:積木くずし/280万部

16位:ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団/290万部

15位:冠婚葬祭入門/308.3万部

14位:女性の品格/315万部

13位:世界の中心で、愛をさけぶ/321万部

12位:気くばりのすすめ/331.8万部

11位:ハリー・ポッターと炎のゴブレット/350万部

一番売れたベストセラー本ランキングトップ10

10位:日米会話手帳/360万部

9位:チーズはどこへ消えた?/360.2万部

8位:ハリー・ポッターとアズカバンの囚人/383万部

7位:脳内革命/410万部

6位:ハリー・ポッターと秘密の部屋/433万部

5位:バカの壁/439.5万部

4位:五体不満足/479.3万部

3位:ハリー・ポッターと賢者の石/510万部

2位:道をひらく/520万部

1位:窓ぎわのトットちゃん /580.9万部

作家ではなく芸能人やタレント等が書いた本が意外と多い

文章を書くというのは簡単なようで難しい、ましてや100万人単位にお金を出してまで読まれる本なんて相当難しい。このベストセラーランキングに入る本は恐らくそれなりの作家だと思っていたら、意外と芸能人系が多いのに驚いた。

  • 記者 池上彰 46位:伝える力
  • スポーツ選手 江本孟紀 45位:プロ野球を10倍楽しく見る方法
  • 女優 山口百恵 41位:蒼い時
  • 弁護士 大平光代 32位:だから、あなたも生きぬいて
  • 俳優 川津祐介 31位:こんなにヤセていいかしら
  • マルチタレント リリー・フランキー 東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
  • 芸人 麒麟・田村裕 ホームレス中学生
  • 芸人 松本人志 27位:遺書
  • 俳優 穂積隆信 17位:積木くずし
  • 女優 黒柳徹子 1位:窓ぎわのトットちゃん

いわゆる文章を書くことを職業としてない人という意味でピックアップしてみたら、10人ほどが該当した。50冊のうち10冊が本業ではないところで文才をを放つマルチタレント本である。1年間に発売される新刊が8万冊程度と言われているので、そう考えるとこの50冊は一見の価値はありそうだ。

シリーズでまとめたらハリーポッターが断トツ1位

ハリーポッターシリーズがなんと6冊もランクインしている。合計部数は、2100万冊を超えて、1位の『窓ぎわのトットちゃん』の580万部の4倍近い部数を記録している。ただ、ハリーポッターと賢者の石(3位)がシリーズ第一巻で、死の秘宝(42位)がシリーズ最終巻なので、徐々にその勢いは陰りを帯びていくのがよく分かる。

  • 42位:ハリー・ポッターと死の秘宝/197万部
  • 16位:ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団/290万部
  • 11位:ハリー・ポッターと炎のゴブレット/350万部
  • 8位:ハリー・ポッターとアズカバンの囚人/383万部
  • 6位:ハリー・ポッターと秘密の部屋/433万部
  • 3位:ハリー・ポッターと賢者の石/510万部

瞬発力がスゴかったのは、3ヶ月で300万部売れた『日米会話手帳』

  • 10位:日米会話手帳/360万部

この本は、1945年に発売された本だが決して今に至るまで少しづつ売れたわけではない。たった3ヶ月で300万部が売れたという幻の本なのだ。戦後たった1ヶ月で発行され、そして戦後初の大ベストセラーでもる。ちなみに、この本のお値段は80銭。

米国をはじめとする連合軍(占領軍)が日本に進駐すると、それまでの「鬼畜米英」から一転して、空前の英語ブームの立役者となった本。今ではもう絶版のため、手に入らないが古本屋でたまに見かける。

文学本が幅を利かせるかとおもいきや、自己啓発系が多い

本格的な文学や小説本をこのベストセラーランキングで探すと、『ノルウェイの森』『マディソン郡の橋』『窓ぎわのトットちゃん』『世界の中心で、愛をさけぶ』くらい。『チーズはどこへ消えた?』『夢をかなえるゾウ』『金持ち父さん 貧乏父さん』といった自己啓発書のほうが数は多い。

ちなみに自己啓発本はここ数年で爆発的に発売されているような気がするが、実は歴史は古い。ジェームズアレン『「原因」と「結果」の法則』がそのルーツと言われていて、発行年は1902年である。100年近くの歴史のある1大ジャンルなのである。

「品格ブーム」の立役者が2冊ランクイン、しかし元祖本が派生本に抜かれる

  • 14位:女性の品格/315万部
  • 20位:国家の品格/271万部

「情緒と形の文明」を持つ日本の“国家の品格”を取り戻すことを説いた数学者藤原正彦著『国家の品格』は、2006年(平成18年)の新語・流行語大賞を受賞した。その後、「品格ブーム」が起きて。坂東眞理子著『女性の品格』が元祖の『国家の品格』を超えるベストセラーとなった。

ちなみに、品格ブームは書籍業界にとどまらずテレビドラマ「ハケンの品格」も好視聴率を叩き出す。本では、『会社の品格』『日本人の品格』『自分の品格』『親の品格』『男の品格』『遊びの品格』がある。

ベストセラーまでの道のりは長い?一番新しくても2010年

ローマは一日にして成らず。ベストセラーもまたベストセラーとなるには時間がかかる?このランキングで最近発行された本は『謎解きはディナーのあとで』で2010年。ただ、日本は古本市場が整備されているので、5年も経てば100円コーナーに並んでしまうだろう。

そうなると、ここから更に部数を伸ばすことは考えづらい。最初の1年2年で部発行部数は決着がつく。2010年以降に売れた本がベストセラーに入らないのは、魅力的な本がないのか或いはいわゆる活字離れなのだろうか。

 古本屋で探せば100円で9割以上が買えるのだから、全部買い。

著作者への配慮を考えるとオススメできないが、これらの本の9割以上が古本屋の100円コーナーで販売されていることを確認した。全て読んでも1万円でお釣りが来る。

『ノストラダムスの大予言』あたりはいまさら読む価値があるとは思えない本もあるが、兄世代、親世代たちが一体どんな書籍に触れてきたのか勉強するにはいいかもしれない。